ローランド本を読んだらファンになった
この世の中には2種類の男しかいない
俺か、俺以外か。
一度は言いたいそんなセリフ。
YouTubeにあるホストのドキュメンタリーが結構好きなので、気になって読んでみました。
ホスト時代の話とかが書いてあるのかなぁ〜と何となく読み始めて見たけど、ローランドはそんな事しないんだよね。
第一章からローランド節が炸裂していた。
第一章では、ローランドの経歴が簡単かつ、分かりやすく、そしてスピーディーに語られている。
ホストという接客業柄からか、簡潔にまとまっていてとても読みやすい。
まず、第一に驚いたのはその年齢だった。
サングラスを掛けている事が多く、年齢は想像し難い所ではあったが、1992年生まれ。
まさかの年下と分かり、何だかローランドという人物が身近に思えた。
(そんな事を思いながら読み進めていくと、第二章で年齢なんて関係ない、それまでの功績を見ろ!的なことを言っている。)
完敗だ。
第一章はあの覇気を纏うにはどんな幼少期を生きて来たのだろうかと疑問を抱きながら読み進めていく章である。
と、同時に自分の幼少期と照らし合わせ、生きていく希望を見失う章となっている。
幼少期から自分の信念を強く持っていた少年ローランドは、給食に嫌いなものが出れば残すし、カードゲームは俺が流行らせた物じゃないと興味を示さなかった。
少年時代から自分の意思の強さと圧倒的な自信が伺える。
第一章が終わるといよいよ本題に入っていく。
この本は、ローランドが雑誌取材やテレビなどで発した代表的な名言(本の中でローランドは名言の事を芸術品と言っていた)を抜粋し掘り下げていく本になっている。
第二章のテーマは「哲学」
ここからが第一章かも知れない。
第二章では、あの覇気を纏う為のローランド哲学が名言と共に語られている。
本のタイトルにもなっている
「俺か、俺以外か」
は、この第二章の冒頭で登場している。
ローランドは波風立てずに人と同じ様に生きること、自分の信念から外れる事を物凄く嫌うという事が理解できる第二章である。
第二章が終わる頃には最初はささっと飛ばしていた、章と章の合間にあるローランド写真集をまじまじと見るようになっていた。
日本人離れした意思の強さと行動力は人を引きつける物がある。
ローランド「哲学」を学んだお次は、ローランド「美」である。
あの人間離れした綺麗なお肌と姿勢、肉体はどこから来ているのかを一緒に学んでいく章である。
第三章では、冒頭から厳しい言葉が舞い込んでくる。
「デブは甘え、普通に生きていたら太らない」
リハビリ室と自宅のリビングの壁に貼っておきたい。
そんな言葉である。
また、この章の中でホスト全盛期にも関わらずホスト引退という道を選んだローランドらしい考えが記されている。
ローランド様は去り際もカッコよくありたいと強く考えている事が納得いく形で記されている。
続いて、第四章。
この章では、ローランド「愛」について熱く、妖艶に語られている。
ローランド様はいつも驚かしてくれる。
第四章の冒頭では、未だかつて恋愛未経験だという事を明かしている。
そんなローランド様の愛の対象は家族、従業員、そして仕事と幅広い。
恋愛未経験のローランド様から「愛」について学ぶことが出来るのがこの第四章となっている。
先にも話したように、ローランド様の愛の対象は幅広いがその中でも1番に愛している人について語られている。
ここまで読んでくれた方ならもうお分かりだろう。
答えは「俺」である。
第四章は、自己愛が異常なまでに強いローランド様が、自己愛が強いからこそ他者を本気で愛し、他人からも愛されホストで成功したのだろうと想像する事が出来る仕上がりとなっている。
余談だが、本書の中でローランド様にはファンが10億人居ると書かれていた。
10億人の人々を魅了し続けるローランド様でも、ある1人女性を魅了する事は出来ていないようである。
その女性の正体は本書を読んで確認して欲しい。
続く‥
かも